コメ5キロ、ご飯1合
最近、自分で炊事をすることが多く、スーパーでコメの値段を目にします。普通、スーパーなどではコメは大体5キロで売られています。「キログラム」ですよ。でも、自宅でご飯を炊く時は「合」で炊きます。炊飯器の内がまの中の目盛は「合」です。どうして単位が統一されていないんだと不思議に思っていました。「グラム」でいいのではないかと。
ある全国チェーンのカレー屋さんでカレーを食べる時、たっぷり食べたいときはご飯400グラムにします。ここではご飯の量はグラム単位で決められます。やっぱりグラムでもいいんじゃないかと思います。ちなみに1合は150グラムです。
最近やっと「合」の有用性を知りました。人間が飢えずにいるためには一食一合、三食三合なのだそうです。これだけ食べていれば飢え死にすることが無い、ということは、一食一合も食べられない状態は「困窮」「飢餓」となるわけです。これで納得しました。人間が生きるために必要な量が「合」なのです。
ところで海外の重さの単位に「ポンド」があります。1ポンドは約454グラムで、これはほぼ3合と同じです。そして、西洋では一日一ポンドの小麦があれば人間は生きていけると言われていたそうです。
「合」も「ポンド」も人間の暮らしに根付いた単位だったわけです。だから逆に「グラム」のような単位よりも分かりやすく、慣れてくると直感的に量を知ることができるので便利なんです。恐るべし先人の知恵ということでしょうか。

診療報酬改定を前に
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会は5日、2026年度予算の編成に向けた秋の初会合を開いた。社会保障分野を巡り、病院の経常利益率が0.1%にとどまるのに対し、開業医などの診療所は6.4%と中小企業平均よりも高く、診療報酬改定の対応にメリハリが必要との見方を指摘した。(日本経済新聞WEB版 2025年11月5日)

2026年度は診療報酬の改定があります。高市政権は物価高や賃上げを診療報酬、介護報酬に反映させていくとして、総じて報酬額の増額につながる施策を示しています。しかし一方で、増え続ける社会保障費についての抜本的な改革、そして現役世代の社会保険料負担の軽減といった報酬額の減額につながる施策も示しています。
これら相反する施策について、財政制度等審議会は一つの方針を打ち出すことになるのでしょうか。


ようやく秋の足音
ようやく秋がやってきたように思います。
9月23日は秋分の日でしたから、それ以降は次第に昼が短くなっていきます。日照時間が短くなるので気温も下がります。
しかし九州の南の海は今でも海水面の温度は30度と台風が発生するくらいに高止まりしています。
正直なところ、夏はもううんざりです。
駆け足でもいいから早く秋になってほしいです。


四季から二季へ
記録的な猛暑がここ数年続き、もはや暑いのが当たり前になりつつある中、ニュースの気象解説で「二季化」という言葉が聞かれるようになりました。二季とは季節が夏と冬の二つになり、春と秋が無くなるというわけです。
四季があるのは日本の誇りだったのに、それが失われるのは非常に惜しいことです。俳句の『歳時記』や、季節の変わり目を知らせる立春や立秋といった美しい言葉もいずれ本当に無くなるのではと心配です。


食品ロス
7月を待たずに梅雨が明けてしまいました。すでに連日真夏日が続いています。高温により稲や野菜など農産物の発育に悪影響が懸念されていますが、恐らく懸念は現実のものとなるでしょう。
しかし、一方で日本では年間に472万トンの食品が食べられることなく捨てられているそうです。(令和4年時点)これは食品ロスと呼ばれているのですが、実は令和元年では570万トンだったのが次第に減少つまり改善傾向にあります。大変喜ばしいことですが、内訳をみると改善できているのは事業系(食品製造、小売り、外食)であり、家庭からの食品ロスはさほど改善されていません。(以上、農林水産省HP)
老親に代わり炊事をする機会が増えたのですが、意外なほど食品ロスがあるのに驚いています。これから食料品が高騰して行く中で先が思いやられます。