真夏の甘酒

「一夜酒となりの子まで来たにけり」(小林 一茶)

一夜酒とは甘酒のことです。甘酒の用意をすると、となりの子どもまでがやって来たという様子をよんでいます。江戸時代、薄板一枚隔てた長屋の生活が偲ばれる、とてもユーモラスな句ですね。
ところで、この句の季語なんですが、もちろん「一夜酒」、つまり甘酒です。でも、季節は夏なんです。甘酒とは、本来は夏の代表的な飲み物だったんです。
気温の高い夏は酒が造れません。だから酒蔵では酒が作れない間の副業として甘酒を造っていました。甘酒は子どもでも飲めて、水分、塩分、糖分が同時にとれる、理想的な栄養ドリンクだったのです。江戸の往来を、甘酒売りが闊歩していたのでしょうか。
スーパーでは涼しげな水色のパッケージで缶入りの甘酒が売られています。夏の甘酒はこれから普及していくでしょうか。


わたしのこれから。

何かにつけて頭をよぎる言葉があります。今日はその中のいくつか。
まずは、にほうジャーナルというローカル紙に掲載されていた、深川内科クリニック副院長の言葉です。

「死の間際に感じる「人生の五つの後悔」を、緩和ケアで勤務したBronnie Wareさん(オーストラリア)が発表しています。一番多かった後悔は、「自分自身に忠実に生きればよかった」ということだそうです。「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく」生きればよかったという無念さが残るらしいです。(中略)世間でうまくやっていくために、自分の感情を抑えて好きなことをしてなかったな~という後悔が多いそうです」
(深川内科クリニック副院長 深川 富美代  平成25年2月1日付 にほうジャーナル)

今年46歳になりますが、とても長生きしたとしても90歳が限界でしょう。そう考えてみたら人生の折り返し点をとうに過ぎてしまったんですね。

「わたしがどう生きるべきか問うのではない。死がわたしの生き方を問うている」

 これは昔読んだ本にあった言葉です。
アップルの創始者であるスティーブ・ジョブス氏は常に、「自分が今日死ぬとしたら」と考えていたそうです。死を目前に据えることで、今からやろうとしていたことが本当に自分にとって価値のある行動なのかを判断していたんですね。

これから自分には何ができるかは分かりません。でも、その時々で本当に自分らしく生きられたのなら、その時何をしていたかということは大した問題ではないのかもしれませんね。


夏至を迎えます。

そろそろ夏至、1年のうち、昼が一番長い日です。
梅雨だと言うのに雨は少なく、晴れたら夏日あるいは猛暑日となり、妙な季節感です。
本来なら梅雨が明けた7月の初め、小暑の日から立秋までを暑中と言って、この間に暑中見舞いを出すことになっています。でも、今年は1か月も早く暑中に入ったようです。
そういえば、夏至の反対である冬至には柚子湯に入ったり小豆粥を食べたりしますが、夏至にはそういう習慣があまりないようですね。とはいうものの、こう暑いと逆にお風呂は気持ちいし、また暑い時こそおいしいものもあります。

これからはみなさんの暑気払いになるような記事を探そうと思います。


立夏を迎えました。

5月5日は立夏でした。この日から立秋の前日までが夏となります。
これからの季節の変化はめまぐるしくなり、まさに日一日と変わっていく様を見ることができます。山々の新緑、青竹の成長など、数日のスパンで自然の変化を観察できるのもこの時期の特徴です。
そういえば、今朝目を覚ますと蛙の鳴き声が聞こえました。そろそろ田んぼに水が入る時期、家の前に、いきなり広大な水面が現れます。毎年のことですが、この変化にもびっくりさせられます。


穀雨と寒波

4月20日は穀雨でした。穀物の成長を助ける雨が降る時期です。
昔から、雨水(2月中)が、農耕を始めるときとされてきました。雨とは恵み、農耕は雨とともに進みます。
家庭菜園をしている友人が、「枝豆と小松菜と落花生の種をまきました」と言ってました。田畑の準備もそろそろ佳境です。
とはいうものの、21日から22日にかけて、低気圧の影響で気温が下がったそうで、あちこちで積雪があったようです。これが最後の寒さでしょうか。

穀雨は春の最後の節季です。次は立夏、いよいよ夏です。