アルコール規制
2010年、WHO(世界保健機構)が「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採択しました。この戦略によれば、酒類の広告規制、酒の安売りや飲み放題の禁止又は制限、課税などによる酒類の最低価格の引き上げ等が各国に求められ、その実施状況を報告するようになっています。
酒やアルコールは、アルコール依存症をはじめとする健康障害を引き起こしたり、DV等各種暴力の引き金になったり、また飲酒運転事故等と個人の生活や社会の安全を損ない、その意味では酒による社会的損失はタバコよりも大きいと言えます。だからこそ、ある程度の規制をかけて、皆が節度ある飲酒をするようになれば、大変結構なことと思います。
とは言うものの、心配なこともあります。現在、タバコのパッケージに大きく健康へのリスクについての警告文が印刷されています。同じことが酒にも適用されるのではないでしょうか。
言うまでもありませんが、日本の地酒や各国のワインをはじめとし、そのほか世界中で愛される酒のラベルは大変美しいものが多く、コレクターズアイテムにもなっているほどです。このラベルにでかでかと警告文が印刷されてしまったら。それを想像すると、あまりの滑稽さにがっかりしてしまいます。
酒は大人の特権です。そして、大人になれば何事にも節度が求められます。警告文など無くても、節度ある飲酒をすれば何の問題も無いわけです。それでこそ百薬の長だと言えるのだと思います。

新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。少し遅くなりましたが年頭のご挨拶を申し上げます。
弊社もお陰様で今年で創業より、無事15周年を迎える事ができました。
これも弊社を支えて頂いております先生方また、協力企業の皆様方のご支援ご協力の賜物かと感謝いたしております。
これからも地域医療の発展のため、少しでもお役に立てますよう努力精進を重ねる所存でございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
さて、昨年の出来事を振り返りますと、平昌オリンピック、英国のEU離脱交渉、米中間選挙、そして米中貿易戦争と世界経済を揺るがす様々な出来事がありました。
 日本経済に目を向けると2012年11月にスタートした「アベノミクス相場」も7年を超え、日経平均株価は一時「バブル後高値」を示現するまで回復しましたが、年後半は急速に失速してしまいました。
 まさに波乱万丈の年となったのではないでしょうか。そして2019年年明けも急激な株安、円高の流れは続き、この秋には消費税10%の増税が・・・
経済が冷え込む予感がしますが、いつも明るく笑顔を忘れずポジティブに頑張っていきたいと思います。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

年末のごあいさつ
今年も残りわずかとなりました。
来年も皆様にとって実り多き年となりますようご祈念いたします。

健康寿命
健康で長生きをしたいというのは人間誰でも望むことです。昨今では「健康寿命」なる言葉も出てきました。テレビを見ても、健康を扱った番組はかなり以前から多いように感じます。それだけ人々の関心が高いのは、やはり日本が世界的に見てもトップクラスの長寿国だからでしょう。長い老後を健康で生き抜くためにはどうすればいいのか、これはかなり切実な問題です。
しかし、人生百年時代という言葉通り、百歳まで生きた人、不幸にも病気や事故で平均寿命に至らずに命を落とした人、どちらの人の人生もその人にとってはかけがえのないものであることに間違いありません。そう考えると、人生の長さというものには大して意味が無いようにも思えてきます。
自分の寿命をどのように終えるのか。長い老後をもてあますのではなく、短くても意味のある人生を送りたいものです。

科学者の矜持
10月はノーベル賞月間でした。ノーベル賞はダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺産が用いられて創設されました。彼はダイナマイトの他におよそ350の特許を持った実業家で、巨額の資産を築き上げましたが、ダイナマイトはすぐに兵器に応用され、多くの人の命を奪いました。フランスのある新聞はノーベルのことを「死の商人」と呼び、それにショックを受けた彼は、人類の幸福に寄与した科学者に贈る賞の創設を遺言として残したのです。
さて、ノーベルが死去する前年、ドイツのヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見しました。何でも透過するX線はすぐに医療に応用され、画期的な診断ツールとして、現在でもCTを初めとする先端医療機器に用いられているほか、空港の手荷物検査、建物の非破壊検査等幅広く活用されています。レントゲンはこの功績が認められて栄えあるノーベル物理学賞受賞第一号に選ばれました。
ところで、ノーベルが自分の発明により巨額の利益を得た一方で、レントゲンは自らの発見を個人の業績とすることを潔しとせず、特許を申請しませんでした。もしも、レントゲンがX線に関して特許を申請し認められていたならば、恐らくノーベル以上の、巨万の富を築くことができたでしょう。しかしレントゲンは自身の発見を自分のものとせず、ノーベル賞の賞金も大学に寄付しました。
先月、ノーベル医学生理学賞受賞を受賞した京都大学の本庶祐先生もノーベル賞の賞金は大学に寄付し、開発されたがん治療薬「オプジーボ」の特許料収入も後進の育成のための基金に充てるそうです。これを科学者としての高潔な精神というのでしょう。