液体のりが光明をもたらす
白血病の治療で重要な造血幹細胞は培養が非常に難しいのがネックになっていました。それがこのほど、東京大学とスタンフォード大学の研究チームが、この造血幹細胞の培養に画期的な培養液が見つかったと発表しました。その培養液の主成分は「ポリビニルアルコール」。実はどこにでもある「液体のり」です。実際に、東京大学のチームはコンビニで売られている液体のりでも培養が可能だということを確認しました。
液体のりといえば、郵便局などに置かれている、赤いキャップの「アラビックヤマト」(商品名を出すことはご容赦下さい)が有名ですが、製造元のヤマト株式会社は1899年創業の老舗糊メーカーで、アラビックヤマトは液体のりシェア1位のロングセラーです。
ところで、欲の皮の突っ張った筆者は、ヤマト株式会社の株価が上がるのではと調べてみたら、非上場でした。そのかわり、ニュースサイトを見てみると、株式会社ヤマト(後㈱と前㈱の違い)という銘柄が乱高下しているそうで、勘違いした投資家が多数いたと思われます。また問題の成分、ポリビニルアルコールの世界最大手は株式会社クラレ(東証)で、こちらの株価は上がっているそうです。

10連休
10連休も過ぎてみるとあっという間でした。
その間に、平成天皇の退位と新天皇の即位という歴史的な大事件があったのに、終わってみると何かあっけなかったような気がします。
新しい元号にあやかり、互いの夢が花開き、和やかな時代となればいいと思います。

続・改元
新しい元号は「令和」と決まりました。
今後、平成と令和の二つの元号が入り乱れることになるでしょう。すでに「平成31年度」は始まっています。でも来月からは「令和元年度」となるわけです。この辺の整理は、もちろんついていません。しかし、これを機会に元号を放棄して西暦に移行するという気運は少ないようで、新しい元号はおおむね好意的に受け入れられているようです。
正直言って、元号はますます不便になっていくと思われます。ネットに限らず、西暦の使用は今後増えていくでしょう。便利であればどんどん使用すればいいし、自然と普及していくものです。しかし、先月のブログでも書きましたが、だからといって元号の存在意義が無くなるとも思えません。現にこうして多くの国民が新元号制定を祝って(!)います。
また外務省は、世界百か国以上の我が国と関係のある国々に新しい元号を送付したとニュースで言っていました。日本以外の国は元号などと言われてもぴんと来るはずも無く、そういう意味では外務省も無駄なことをしていると思うのですが、こうした無駄を律儀に踏襲することも文化の一環だと思えば、そう目くじらを立てる気にもなりません。
ところで、会見で官房長官が、「国民一人一人にこの元号が浸透していくように」という意味のことを述べていましたが、日本中の公務員はこの「言葉」を忖度し、今後も元号を使用し続けることになるのでしょう。

改元
5月1日に新天皇が即位され、新しい時代が始まります。それに先駆けて新しい元号が来月の1日に発表されます。混乱を防ぐために新年度初日に発表するとした政府の方針に対して色々と異議はあるようですが、それでもある程度の混乱は避けられないでしょう。契約書や手形といった書類に二つの元号が入り乱れることになると思います。
ところで、元号の今日的な意義は既に無いという人もいます。元号ではなく、西暦の使用が望ましいというわけです。実際、生年月日は元号ではなく西暦で求められるケースがネットを中心に増えているように思います。確かに西暦を使用すれば計算も素早くできて便利だと思います。
しかし、役所の書類等の公的書類はずっと元号が使用されており、西暦に変わる気配はありません。世の中で西暦使用が増えつつあるとはいっても、未だ元号はいたるところで使用されています。そもそも、元号とは日本国の元首が定めたものです。だから少なくとも公務員が元号を使用しなければ、おかしな話になってしまいます。
便利であれば西暦の使用も結構なことだと思います。しかし、そのために元号の存在意義を否定することにはつながらないと思います。個人的には、縦書きで手紙など書く際に、最後の日付は西暦だとどうしてもしまらない。やはり元号でなくては、と思います。実用性という観点とは別に、日本の文化としての元号は、これからも続いていってほしいです。

アルコール規制
2010年、WHO(世界保健機構)が「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採択しました。この戦略によれば、酒類の広告規制、酒の安売りや飲み放題の禁止又は制限、課税などによる酒類の最低価格の引き上げ等が各国に求められ、その実施状況を報告するようになっています。
酒やアルコールは、アルコール依存症をはじめとする健康障害を引き起こしたり、DV等各種暴力の引き金になったり、また飲酒運転事故等と個人の生活や社会の安全を損ない、その意味では酒による社会的損失はタバコよりも大きいと言えます。だからこそ、ある程度の規制をかけて、皆が節度ある飲酒をするようになれば、大変結構なことと思います。
とは言うものの、心配なこともあります。現在、タバコのパッケージに大きく健康へのリスクについての警告文が印刷されています。同じことが酒にも適用されるのではないでしょうか。
言うまでもありませんが、日本の地酒や各国のワインをはじめとし、そのほか世界中で愛される酒のラベルは大変美しいものが多く、コレクターズアイテムにもなっているほどです。このラベルにでかでかと警告文が印刷されてしまったら。それを想像すると、あまりの滑稽さにがっかりしてしまいます。
酒は大人の特権です。そして、大人になれば何事にも節度が求められます。警告文など無くても、節度ある飲酒をすれば何の問題も無いわけです。それでこそ百薬の長だと言えるのだと思います。