西日本では記録的な猛暑が続いていましたが、ようやく気温も下がり始め、しのぎやすくなった感があります。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の人は言っていますが、確かにその通りだと感心させられます。
今年の8月31日は立春から数えて210日目、いわゆる「二百十日(にひゃくとうか)」で台風がよく来る日だと言われています。実際は必ずしも事実ではないのですが、8月30日に東北地方を台風10号が襲いました。東北に台風が上陸するのは観測史上初めてのことです。
西日本では梅雨時期は記録的な豪雨をもたらし、梅雨明けしたら記録的な猛暑が続きました。一方で東日本では立て続けに台風に襲われて各地で大きな被害をもたらしました。日本は昔からこのような気象災害を経験し、いろいろな知恵を蓄積してきました。しかし、最近の状況は、「今年は異常だ」と毎年飽きずに繰り返し、かつて経験したことのない「異常気象」が「日常化」するという、ちょっとおかしな状況になっています。
それでも夏から秋へ季節はちゃんと巡っています。暑い夏もやっと終わり、しのぎやすい秋をこれから満喫したいと思います。

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