4年に1度、サッカーワールドカップが今年はブラジルで開催されています。ブラジルはワールドカップの優勝回数が5回と世界最多です。サッカーにうとい自分でもブラジルのスポーツと言えば真っ先にサッカーを思い浮かべます。
ワールドカップについてはこれからテレビでじっくり観戦するとして、ブラジルは日系移民の数でも最多、約120万人以上が暮らしています。先の6月18日は「海外移住の日」で、明治41年6月18日に、移民船「笠戸丸」が約800名の日本人移住者を乗せて初めてブラジルのサントス港に入港したことを記念して制定されました。
意外なことに、日本は第二次世界大戦後にいたるまで労働力が過剰で、移民を送り出す国だったそうです。日本の海外移住者たちは主に大規模農場で過酷な労働に従事しました。しかし、それからおよそ80年後、日本は深刻な労働者不足に陥ろうとしています。かつて移民を送り出していた国が、今度は移民の受け入れを真剣に検討しなければならないとは、まさに隔世の感ありということでしょうか。

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