今後、平成と令和の二つの元号が入り乱れることになるでしょう。すでに「平成31年度」は始まっています。でも来月からは「令和元年度」となるわけです。この辺の整理は、もちろんついていません。しかし、これを機会に元号を放棄して西暦に移行するという気運は少ないようで、新しい元号はおおむね好意的に受け入れられているようです。
正直言って、元号はますます不便になっていくと思われます。ネットに限らず、西暦の使用は今後増えていくでしょう。便利であればどんどん使用すればいいし、自然と普及していくものです。しかし、先月のブログでも書きましたが、だからといって元号の存在意義が無くなるとも思えません。現にこうして多くの国民が新元号制定を祝って(!)います。
また外務省は、世界百か国以上の我が国と関係のある国々に新しい元号を送付したとニュースで言っていました。日本以外の国は元号などと言われてもぴんと来るはずも無く、そういう意味では外務省も無駄なことをしていると思うのですが、こうした無駄を律儀に踏襲することも文化の一環だと思えば、そう目くじらを立てる気にもなりません。
ところで、会見で官房長官が、「国民一人一人にこの元号が浸透していくように」という意味のことを述べていましたが、日本中の公務員はこの「言葉」を忖度し、今後も元号を使用し続けることになるのでしょう。
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