厳しい暑さが続く中、昨日は午後から夕方にかけて激しい雷雨に見舞われました。バケツをひっくり返したような雨と、終始鳴り響く雷鳴。夕立と言うには激しすぎる荒天で、県内各地で大雨警報が次々と発令されていたようです。
それでも、この雨のせいで熱せられた地面が冷やされ、滞留していた熱い空気もかき回されて束の間の涼しさがありました。
これまでずっと熱せられてきた大分県をまるごと冷やしてくれたというわけです。仮にこれを人間の力でやろうと思えばどうなるか。膨大な量の真水をどうやって準備するか。広い範囲で同時に散水するための輸送と圧送にどれだけの機械や設備が必要か。しかも、数時間にわたり大分県全域で同時に行わなければいけません。準備だけでも長い時間がかかるし、莫大なエネルギーを消費するでしょう。でも自然はわずか数時間でそれをやってのけたのです。
雨と稲光を見ながら、今さらながら自然のすごさに感心をしました。