10月1日から消費税が10%に上がりますが、政府の景気浮揚策として、キャッシュレス決済に限り、来年の6月まで、最大で5%のポイント還元が行われます。つまり、2%の税率アップ分を上回るポイントが返ってくるという、大盤振る舞いの政策です。もちろん全ての買い物がこうなるわけではありませんが、お得なことには間違いありません。
ところで、筆者の老親、80代無職の年金暮らし、地方の農村在住、ガラケー使用、は今でも車を運転し、買い物もします。ガソリン代や日用品の購入でポイント還元されたら大いに助かるはず、いや、こうした年金暮らしの高齢者こそ、今回の政策の恩恵に一番に浴するべきではないでしょうか。
しかし、筆者の老親は、残念ながらキャッシュレスにはなじみが無く、違和感や不安感ばかりが先に立ち、どうも及び腰、「知らない間に銀行からお金が盗まれたらどうしよう」と二言目には不安を口にします。それに対して筆者も、「絶対大丈夫」とはなかなか言えません。大騒ぎとなった7Pay、それに後を絶たないデータの流出や不正使用などなど、不安をあおることばかりですからね。
もっとも、筆者自身もつい最近まではこてこての現金主義者だったのですから、当然と言えば当然なのですが。
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